黙って。
黙ってよ。
黙ってっていってるじゃない!
黙りなさいよ!

黙れないの?
黙れないなら、あっちへ行って!

日常の色々な場面で、大声を上げたい時がある。

図書館で騒ぐヤツ。
電車の中でデカイ声でしゃべるヤツ。
講義の時間に廊下で笑い声を上げまくるヤツ。

わかってる。

言っても無駄なんてこと。
でも、この衝動を抑える事に必死な自分は、どうしたら良いの?

「この人たちには、
”周りにどう見られているか”なんて考え、
ひと欠片も無いのよ。
しょうがないのよ。
気にしないのが賢明よ。

・・・我慢するのよ」

「いいえ。注意しなさい。
うるさいんでしょ?言いなさいよ。
注意する勇気さえもないの?」

こんな葛藤をしてる自分に、一番苛苛してる。

だから私は自分に言ってやるの。

お前も誰かに迷惑かけて生きてるんだろ。
この世に有る者は、誰かに影響を与えて生きてる。
そのたった一場面に、神経を尖らすな。
助け合いだろ?
迷惑の掛け合いだろ?

うるさいくらいが何なんだ。
世の中音だらけだ。

こんな考え間違ってるのは分かってるさ。
でも、この次会うかどうかも分からない者に怒るな。
もっとやるべきことに、気を裂けよ。



そして私は自分で無くなった。





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自分の思いに正直でいる事とは、とても難しい。
簡単な時もあるけれど、
なかなか難しい。

理性や合理的な考え方に、自分が心から納得できれば、
多少の不安はあっても、割り切ることはできる。

しかし、無理に自分を抑えつけ、納得させようとすると、
自分の心は固く凝り固まるか、暴走反応を起こす。

自分にウソをつき続ければ、
自分と向き合わなければならなくなった時、
必ず今までの不安が、爆発する。

どんなに安全な世界にいても、
あなたの意志が望むものと反したものしかなければ、
心は固まってしまいますよ。
まず、感情が無くなるのです。
美しいと思う心が失われるのです。

より良い人生を歩んでください。
あなたの意志で、歩んでください。

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